【エナジーバンパイア】相手はいい人なのに疲れる原因は悪者になりたくない自分
※画像:壁画・バンクシー・アメリカ/ライセンス:DMCA/出典:Wallpaperbetter
パラドックス(逆説)
エナジーバンパイアみたいな話は、どの記事も相手の特徴を書いてるものが多いのですが、それを私は逆の視点で書いてみます。
ダメンズに出会う自分を嘆くより、ダメンズに出会わない人は何が違うのか?という視点を持つということですね。
こうして逆に考えることは、嫌なことを繰り返さないためにも、とても重要なことだと思います。
エナジーバンパイア
結論から言うと、いい人なのに疲れる人は、エナジーバンパイアな人です。
いいエネルギーを与えているつもりで、実はあなたから「いいエネルギー」を奪っている人をエナジーバンパイアといいます。
(無意識下に別の魂胆を持った)共感力の高い人。
あなたのことをわかってくれる「いい人」
この2点は、特に見分けるポイントになると思います。
で、いい人と思うからには、何かしてもらってるからこそ、恩を着るわけですね?
だから、何かお返しに「いいことをしなきゃ」と思います。
でも、「ありがとう!」でいいわけですよ。
素直にもらっとけば、相手にバンパイアの要素があっても、それ以上入ってこれないからです。
お返しをしなければならないと思うと、結構な確率でバンパイア的な人に出会います。
だからありがとうだけでいいんです。
この「ありがとう」は、礼儀の部分です。
それに「したい!」と、「しなければならない」は、結果が真逆になります。
お返しをしたいなら、返しっぱなしでいいし、しなければならないと思ってしまうと今度は、自分が相手の反応を気にするようになります。
反応がないと嫌悪感に変化したりします。
結局、こういう人は、お礼がしたいんじゃなくて、「見返りを求める自分」に原因があるんですね。
それも悪い意味じゃなくて、相手に気に入られたいからこそです。
つまり、気を遣って疲れる原因は、ピュアにそれをやりたくてやってるわけじゃないということです。
それをやる目的はなに?って、やる前に自問すると、相手から見えない自分だけの答えが見つかります。
この件だけじゃなくてもです。
相手が心地よく過ごせるように。
相手が楽できるように。
と気を遣ってるつもりが、本当の自分はそうじゃない。
それが「疲れ」という現象になって出てきます。
やりたいことをしている時は、どんなに大変でも、精神的な疲れは出てこないはずです。
夢中で取り組んでいることに、肉体的疲れはあっても精神的疲れはないからです。
自分が好かれたい。
自分が怒られたくない。
気の利かない人だと思われたくない。
そう思って気を遣うから疲れるんですね。
相手のことを思う自分は、実は悪者になりたくないというエゴ。
エナジーバンパイアの人は、悪者になりたくない人が大好きです。
悪者になりたくない人にとってのいい人でいられるから。
いい人に思われたいからいいことをするエナジーバンパイアに、いいことをしてもらう「悪く思われたくない人」は、悪く思われたくないからいいことをする。
この出会いは、お互いが本当にほしいものを間違えています。
エナジーバンパイアと、悪く思われたくない人は類友です。
だからよく出会います。
私の場合も疲労感がマックスでした。
でも、悪く思われたくないから言えなかったのです。
相手が私にいい人に思われて何がほしいの?
相手に私が悪い人に思われないことで何がほしいの?
私はずっと自問を繰り返していました。
好きな人から「疲れ」をもらっているなら、本当にほしいものが手に入っていないということですよね。
消費と浪費
で、どうして疲れるのか?
ありのままの自分では愛されない。
怒られる、気が利かない。
そんな自分じゃイヤ!!
と思っているからです。
エネルギーの消費じゃなくて、浪費癖のある人は注意です。
エネルギーの浪費は、疲弊といいます。
力を外に出しているんじゃなくて、内側に出してる(力んでる)と疲れますよね。
動きながらブレーキを踏んでる状態が「浪費=疲弊」です。
ありのままの(醜い)自分を否定していると、相手を否定したくなることが普通に起きるんですね。
相手に優しくしたいなら、やりっぱなしでいいし、しなければならないなら、最初からやめておいたほうがいいのです。
身のためだし、時間の無駄ですから。
自称「見える人」って、他人が見えても自分が見えていないし、あなたのことを判断できるのは、あなた以外いません。
相手の「見えるもの」を信じて振り回されると疲れますね。
自称「見える人」ほどエナジーバンパイアの人が多い傾向があります。
これは共通した特徴だと思います。
売れている占い師さんは、みんな「見えない」と言いますし、言葉を鵜呑みにすると、憑いてると言われるだけで、弱ってる人は信じてしまうのです。
それが、依存の入口です。
自分が相手にどう見られるかを気にするのは、「どう見られるのが恐いのか?」の答えの中にトラウマの原因が見えると思います。
他人の言動に過敏になるのは、過去の古傷のせいですからね。
山本真弓
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