【絆の5段階】自分を必要とする人が通る導線
自分を必要とする人が通る導線
第1段階:あなたを知る
第1は、あなた(ブランド)を知ってもらう段階です。
ターゲット層があなた(ブランド)の存在を知らないのであれば、そこにはなんの結びつきも生まれません。
ですので、第1段階のあなたの目標は、
共感してもらうこと
そのための手段が「相手の困り事」を解決することです。
相手が解決したくてたまらない問題は、あなたがかつて「解決したくてたまらなかった問題」と同じです。
だから、相手を探すより、あなたがかつて何に困っていたのか?を考えることが、第1段階では重要です。
同じことですが、あなたが今解決したいことは、かつて誰かが解決してきたことでもあるんです。
自分は自分が経験した以上のことはできないので、みんな同じ問題に悩み、解決し、それをまた別の悩んでる人に教えてあげる・・・を繰り返します。
ということは、新しいことを始めるより、自分が解決してきたことのほうが、よっぽど人の役に立つということですよね。
相手の解決したがっている問題を、ネットや他人の情報で探しても見つかるはずもありませんし、相手も自分の問題に気づいていません。
というか、あなたの本命(ターゲット)は、今解決したい問題の真因を知らないということです。
でも、相手の問題は、あなたの「過去に解決した問題」と同じなんです。
その人があなたを必要としている人です。
あなたの本命・ターゲットということです。
その人はまだあなたの存在に気づいていないか、気づいても、あなたが解決できることを知らないのです。
なぜなら、あなたが見つからないからです。
逆を言えば、あなたが見つかるようにしていないからです。
本命をわからないまま先に進んでも、あなた(ブランド)の価値は上がりません。
当然、あなたがかつて「解決したくてたまらなかった問題」は、解決済みであることが大前提ですよ。
そうじゃないなら、自分はもしかしたら相手の問題を解決したいのではなく、解決できる人に見られたいのではないか?
自分を疑う必要があります。
第1段階を間違えている、もしくは、すっ飛ばして第2段階に行っても徒労に終わります。
第2段階:ターゲットが自己表現のツールとして利用する
あなた(ブランド)が発信するモノやコトを、ターゲットは「自分の場合は」として表現していきます。
つまり、第2段階の時点で、ターゲット自身にほしい結果が得られるコンテンツを仕込んでおく必要があるということですね。
第3段階:ターゲットの継続購入
第3までくる人は、あなた(ブランド)をリスペクトするようになります。
あなたが発信した情報を「お気に入り」に登録するとか、フォロワーになるとか、主体的にアクションを起こします。
さらに、有料であれば、第1段階の時点で、あなた自身が、クロスセル、アップセル、サブスク等、その人をどこに連れて行くか、導線を完成させておく必要があります。
ターゲットがいつ第3段階に来てもいいように、いつでもボタンひとつで「行きたい場所」に行ける状態にしておかなければ、ターゲットの熱は冷めていきます。
第4段階:消費者のコミュニティへの参加
あなた(ブランド)に共感する人たちが集うコミュニティにいる人を「ファン」と呼びます。
第3段階までは、共感してくれるターゲット層、もしくはターゲットですので、彼らはいつ熱が冷めてもいい状態です。
ですが、第4段階でターゲット層は消え、ターゲットだけが残り、ファン化現象が起きているので、確実にヒートアップしています。
第4段階は、とても熱いですよ。
当然、そのコミュニティは、あなた自身が事前に作っておかなければなりません。
第5段階:他者への積極的な口コミ
コミュニティで楽しさや成果を体感したファンは、勝手にシェアや口コミをしたくなります。
もしくは、誰にも言えない事情がある人は、周囲に広めることはありませんが、熱いファンであることには変りありません。
こうして、5つの段階を踏んで、コミュニティに参加するファンは、ブランドに対する高い熱量を持った熱狂的ファンへと変化します。
熱狂的ファンの定義
購入金額が高いだけでなく、あなた(ブランド)に対する愛情が非常に高い顧客
ブランドコミュニティの定義
第5段階にあるコミュニティが「ブランドコミュニティ」です。
ブランドコミュニティの定義は、
LTVが高いだけでなく、あなたを心から応援したがっている優良顧客
そして、「彼らに楽しく続けてもらうためにどうするか?」を考えるのが、「ブランドコミュニティ戦略」です。
あなた(ブランド)が得る恩恵
あなたにブランドコミュニティができるメリットは利益の向上ですが、あなたが得るベネフィット(恩恵)は、協働者(応援者)です。
広告を出さなくても自然に広がっていくのは、熱狂的ファンからの恩恵ですね。
撒いた種に水をやるのがあなたなら、育っていくのがファンです。
あなたが水をあげたから、ファンという花が咲いたんです。
あなたは、ファンが枯れないために、肥料を与え、手入れをしなければ、花も咲かない土に変貌してしまいます。
育てるのは、あなた。
育つのは、ファン。
キミのことが嫌いな人をキミが好きになる必要はない。
山本真弓
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