【因果応報】値札を真っ先に見る人が損をする理由
※画像:イタリア/ライセンス:DMCA/出典:Wallpaperbetter
昔、ライターだけで食べていけない時、NTT116でバイトしてました。
そのとき、教えてもらったのが今日のタイトル。
この言葉を深く追求し続けて、因果を説けるようになったのが、今です。
「現状がこうなら、明日はこうなるよ」と、万馬券が当たる人がどういう人かまでわかるのは、「したことはされる」ことがわかっているからです。
だったら、されたいことをしたらいいんですよね。
私が「因果説」を自由に操れるようになった初の師匠は、NTTの上司でした。
当時、光回線はNTTの独占販売でした。
契約がとれると、成績はもちろん上がり、時給に尾びれ背びれがついて、どえらい給料がもらえるようなりました。
最初の頃は、成約に結びつく以前の問題で、問い合わせに答えるだけの応対が続きました。
1人で残業していると、その上司が私の癖を「コソッ」と教えてくれたんです。
”山本って店で商品を手にしたら、すぐに値札を見るタイプじゃない?"
図星でした。
それがどうして光回線の成約に関係あるの?が、因果の面白いところ。
値札を真っ先に見る習慣は、買うかどうかをお金で判断する思考を育ててしまいます。
その癖は、損得勘定の強い人と出会うことが増えます。
ここが「したことはされる」という因果の「因」の部分です。
自己投資というのは、「値段が合うか」ではなく、「私に合うか」で選択するからお金以上の成果が出るんですね。
今度は自分が誰かに何かを売るとき(営業)、安いものしか売れないなら、それはあなたの中に「お金で評価=ジャッジする」習慣があると教えているんですね。
知らせとは、因果の「因」です。
それが原因で、それに見合った結果として「高いものが売れない」となるのです。
他人には高い方を選んでほしいと思うのは「虫が良すぎる」からね。
すべては、因果応報ということです。
こういうのを「統一性がない」というんですが、つまり、安いものを選ぶ自分は高いものを売りたいという矛盾が、言動に違和感としてあらわれ、相手に伝わる。
これが「因」
そして、自分がしたこと(安い方を選んだ)と同じ事を相手にされる。
これが「果」
私はこのことを社内の人に言わない約束で上司から教えてもらいました。
部下のみんなに平等なのが上司の義務なら、えいひいきとは、「こいつなら叩き上げたら使いものになる」人を指すのだと実感しました。
ダメな奴ほど可愛いともいうけど。
今日の例えは、
高いものが売れるようになるために、自分が消費者の立場のとき、高いものを買えということじゃないんです。
自分が消費者として店を利用するとき、真っ先に値段を聞いたりチェックするのはやめよう。
ということです。
やり抜いたとき、私は、昔付き合ってた人の言葉を思い出しました。
「君になら喜んで損するさ」
綺麗事だったとしても嬉しかったですよ。
やる気になったから。
あなたという存在は、値段がつけられません。
だから価値を作って対価をもらうんですね。
そのことだけはしっかり胸にしまって、1つ1つ選択を。
山本真弓
Comments