【ジャーニー】人生で必ず通る8つのターニングポイント
人生は、螺旋階段のごとく同じ所を回りながら、上へ上へと成長し続けていくと言われます。
その長い人生の中で人は、最低6回、ブレイクスルーします。
ですが、揺れ戻しや道を間違える人は、同じところを、(人によっては何回も)ブレイクスルーします。
逆に、ずっと同じところで留まり続けて生涯を終える人もいます。
ここでは、人生で必ず通る8つのターニングポイント(岐路、節目とも言う)、ブレイクスルーする出来事が起きる6つの地点をお伝えします。
人生で必ず通る8つのターニングポイント
目次
1.Calling コーリング
人生で必ず通る8つのターニングポイント1つ目は、コーリング。
コーリングを直訳すると、使命・天命。
嫉妬する対象に出会ったり、勝ち負けのライバルが現れたり、嫌な目に遭ったり、自分や周りの人が病気になったりなど、数々の障害となる出来事に襲われる。
多くの場合、「もうこんな人生は嫌だ!」という変化を感じ、ここを抜けようと、もがき苦しむ道が、コーリング。
6つ目の岐路で、コーリングが自分の使命だったと気づくが、6つ目まで行けない人も多い。
我慢強い人は、このコーリングのステージにとどまることが多い。
我慢の限界が何歳かは、人によって違う。
最も悲惨なことは、高齢になってもとどまり続ける人たちである。
コーリングが芽生えるまでの(コーリング以下の)ステージでは、人や環境のせいにする事が多く、悪口を共感してくれる人を求めたりして生きていく人が多い。
もしくは、楽な方へ流されていく生き方を選ぶ人もいる。
2.Commitment コミットメント
人生で必ず通る8つのターニングポイント2つ目は、コミットメント。
コミットメントを直訳すると、決意。
障害が起こると人は、変化に対して葛藤や戸惑いが必ずおこる。
最終的には「今に留まるのか、それとも新しい世界へ進むのか」という選択を迫られる。
そして、新しい世界への一歩を決断して進んでいくことが、人間共通の通過儀礼になる。
しかし、途中の困難が越えられず、コミットまで戻って来る人が非常に多い。
その現象を「揺れ戻し」という。
やめたほうがいいことをやめられない者たち。
誰かに幸せにしてもらおうと依存する者たち。
揺れ戻しで戻って来た人たちは、外見はとても幸せそうに見せるのが特徴で、承認欲求が肥大化した人同士で群れていく。
厄介なのは、イエスマンに囲まれることで、自分では気づきにくくなる。
いわば、愚か者が多いステージが、コミットメントの特徴である。
また、1回目のブレイクスルーする出来事は、コミットメントのステージで起きる。
3.Threshold スレッショルド
人生で必ず通る8つのターニングポイント3つ目は、スレッショルド。
スレッショルドを直訳すると、境界線。
人が決意したら動き出すのは、勝手に身体が動くから。
しかし、自分の考えで動き出したものは、どこかに間違った考え方があるため、その間違った考えを知らせる出来事が必ず起こる。
その出来事を知らせる前触れや気配、予兆等が、身体にあらわれる。
自分の身体に異変がない場合、自分の身近な人の身体の不調となってあらわれたり、モノが壊れたりする。
こういった出来事は、自分の考えを改めてから次に進みなさいという、「境界線」を知らせる出来事である。
また、2回目のブレイクスルーする出来事は、スレッショルドのステージで起きる。
4.Guardians ガーディアンズ
人生で必ず通る8つのターニングポイント4つ目は、ガーディアンズ。
ガーディアンズを直訳すると、助言者(メンター)。
人は境界線に来ると、必ずサポーター的存在に出会う。
医者なのか、セラピストなのか、カウンセラーなのか、コーチなのか、コンサルなのか、祈祷師なのか、占い師なのか、新興宗教なのか、その人たちが本物なのか、詐欺師なのかは、自分で見極めるしかない。
当然、否定に弱い人は、助言に対して強い拒否反応が起こる。
そうなるとメンターを持たない選択をするので境界線のステージまで逆戻りする。
もしくは、ガーディアンズ(助言者)のステージにいる自分は、話のうまい人を信じやすいため、話を鵜呑みにするコミットメント(意思)で、承認欲求が肥大化した人たちをメンターにすることもある。
こうなれば、洗脳を解くのは、もはや困難。
また、3回目のブレイクスルーする出来事は、ガーディアンズのステージで起きる。
「結婚に逃げると、結婚から逃げれなくなる」と言った、紫門ふみの漫画は、ガーディアンズでの出来事が背景にある。
スピリチュアルに逃げるとスピリチュアルから逃げれなくなるし、仕事に逃げると仕事から逃げれなくなるし、男に逃げると男から逃げれなくなる。
セミナーやオンラインサロンに逃げると、セミナーやオンラインサロンから逃げれなくなる。
紫門さんのセリフは、ジプシーになるどの事象にも当てはめる。
ガーディアンズのステージに来たら、何としても、自分が何から逃げようとしているのかを見極め、正しいことを間違った動機でやろうとする自分を制止させ、ブレイクスルーさせたい。
5.Demon デーモン 悪魔
人生で必ず通る8つのターニングポイント5つ目は、デーモン。
メンターに出会った人は、次なる試練を迎える。
それが、憎しみを覚える人・デーモン(悪魔)との出会いである。
その中に、ガーディアンズのステージで出会ったメンターも含まれる。
彼らは、自分が今まで信じてきた考え(マインドセット)を壊そうとするので、強烈な怒りや悲しみに襲われる。
このステージを越える唯一無二の力は、目の前の相手は自分の中にいるもう一人の自分だと思うことに尽きる。
なぜなら、ここで逃げてしまうと、その逃げ場所は、1のコーリングだからだ。
やり直しは何度でもできるため、何度でも戻れるが、年齢的に限界もあることを忘れちゃいけない。
4回目のブレイクスルーする出来事は、デーモンのステージで起きる。
これでもかというくらい、最低3回不遇に合うのは、次のトランスフォーメーションで体験する強烈な痛みに耐える力を養うためである、ということを忘れないでいたい。
6.Transformation トランスフォーメーション
人生で必ず通る8つのターニングポイント6つ目は、トランスフォーメーション。
トランスフォーメーションを直訳すると、変容。
変化は痛みを伴わないが、変容は強烈な痛みを伴う。
そして、もっとも大きな違いは、変容が二度と元には戻れないということ。
例えば、震災前と震災後がそれにあたる。
つまり、強烈な痛みがなければ、新しい自分は生まれない。
このステージは、悪魔を越えた人ならほぼ全員越えられる。
建設的に物事を判断できるため、逆戻りする人はほとんどいない。
5回目のブレイクスルーする出来事は、トランスフォーメーションのステージで起きる。
7.Complete the task コンプリートタスク
人生で必ず通る8つのターニングポイント7つ目は、コンプリートタスク。
コンプリートタスクを直訳すると、課題完了。
これまでの自分の人生を振り返り、体験した自分の苦悩や葛藤、勇気や挑戦、そして、そこで出会った師やメンター、仲間や愛する夫、妻、子供、人をとおして、自分の人生の意味を整理し、学び・体験・悟りを統合していく。
コンプリートタスクの大きな特徴は、自分の人生のテーマが明確になることである。
自分は何を果たすために生まれてきたのか?
それがハッキリ分かる。
自分が生まれきたのは、1のコーリングと同じことで悩み、困っている人を助けるためだと気づく。
この時、はじめて社会貢献の意味がわかる。
成功する人はみんなコーリングを社会貢献に仕事をしていることに気づく。
6回目、すなわち、人生最後のブレイクスルーは、コンプリートタスクのステージで起きる。
なぜ生きるのか?なぜ仕事をするのか?が明確になるので、大きな幸福感を感じる。
8.Return home リターン ホーム
リターンホームを直訳すると、帰還。
あなたの人生で成し得てきたことを、仲間や観衆に語り継ぐステージ。
ここがあなたの天寿を全うする舞台である。
人間は二度死ぬ
一度目は、あなたの肉体が死んだ時。
二度目は、あなたを語り継ぐ人がいなくなった時。
だから、あなたの肉体が死んでも、あなたは生き続ける。
本当に螺旋階段を登りきったなら・・・。
以上が、自分の人生が歩むヒーローズジャーニー(旅)の始まりから終わりまでです。
「ヒーローズジャーニー」は昔、ネット系詐欺ビジネスで乱用され、非常に悪い印象がありました。
しかし、ワンピースもハリーポッターもアンパンも、そして、私のプレゼンやスピーチも、講義も本業の原稿の諸々も、この構成でできています。
なぜなら、ヒーローズジャーニーは、人生のターニングポイントが全人類共通で普遍だからです。
あなたは今、どの階段で、誰を演じていますか?
ちゃんと自分を演じていますか?
それは、「幸せに見えるため」になっていませんか?
「幸せになるため」と言いながら、
幸せに見えるために生きてるなら、
ずっと満たされない人生になるよ。
山本真弓
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