【現実創造】100人中5人しか思考が現実化しない理由
思考が現実化する5人の特徴
仮に、思考は現実化することを信じている人が100人いたとします。
その100人のうち、実際、本当に現実化するのは5人くらいと言われます。
岡田斗司夫さんの言葉を借りて言うなら、たとえば、持ち家がほしいとか、すごいイケメン、美人、お金持ちと結婚したい願望のある人の100人が、まとめて「成功ノウハウ」を実践したら、だいたい5人くらいがそうなると統計学を根拠に解説されています。
また、100人のうちの30人くらいが、そこそこ現実化します。
そして、残りの65人は、現実化しないのです。
思考は現実化すると信じて、現実化する5人、そこそこ現実化する30人、まったく現実化しない65人。
この割合を
「冷たい統計値」
と言います。
不思議なことにこの割合は、昔から変わっていません。
たとえ優秀な人だけ100人集まっても、「5:30:65」はそんなに変化しないのです。
なぜなら、優秀な人たちは凡人に比べ、過剰な目的を持ちがちなので、達成率もそんなに上がらないからです。
結局、思考が現実化することは、頭の良し悪しも関係しなかったんですね。
そして、次に、この5人が一斉にセミナーとかサロンをやるようになるんです。
そして、30人が「そうだ、そうだ」と言い出します。
そして、65人が、
「・・・?自分が聞いた方法ではダメだったけど、この人のやり方だったらうまくいくかもしれない」と思って参加し始めます。
それが個人レベルで教育を収益にしようとする人と、集まる人の特徴ですね。
たとえばこれが、大学とか企業に呼ばれてやるなら、集まってくれる人たちも、大学や企業の文化、体質によって変わってくるので、価値観の違いから洗脳される要素はまだ低いと言えます。
当然、疑問を持ちながら聞く人のほうが、その疑問が解消されて価値観が変化すれば実践レベルで理解できたことになるので、行動するだけで思考は現実化します。
ただ鵜呑みにして聞いているうちは、「どうやれば間違ったことをせずに、最短距離で成功に行きつけるか?」といった、成功の方法に洗脳されている状態なので、頭で理解しているだけになります。
成功という言葉に洗脳されているうちは、「聞くのが楽しい」状態なので、聞くのが好きな人は、好きな人の話しが聞けて楽しめることが成果物になります。
楽しいことをすることが目的の人が成功しないのは、ゴール設定が、「楽しいことをする」になっていることを正しいと思いこんでいるからです。
かたや、大学や企業が、誰かを招いて行うセミナーや講演というのは、受ける側の求めるものが、話を聞くことではなく、自分の目標を実現するために、エントリーするわけです。
セミナーや講演で得たいものが、参加者に理解できているから行くんですね。
事実、有名な方は、個人でも大学でも企業でも講師をされていますしね。
つまり、
受け手の前提が、
聞くために参加するのか?
聞いたことをやるために参加するのか?
前提の違いだけで行動レベルに差が生じます。
聞いたことをやるために参加しても、やらない人のほうが圧倒的に多いですけどね。
いくら目標が明確であっても、行動する段階で自習レベルは強制力がないために、演らない人が増えるのは、ある意味必然なのです。
結局、自分との約束が守れなくても、何の責任も発生しないことが、自習する大きなメリットであり、成長しない最大のデメリットですね。(表裏一体)
だから期日や課題という、「不自由」を与えてくれるメンターのいる人のほうが、成長が早いと言われるのです。
で、ここまでが、思考が現実化する統計学的な話です。
まとめると、
思考が現実化した5人がリーダーとして動き出す。
30人が5人を応援する。
65人が30人に影響される。
というのが、統計学から見た特徴です。
こういったことは、仏教の論理「法鏡」とか、心理学や一部のスピリチュアルでいう、「鏡の法則」も同じです。
つまり、見えるものをどう捉えるかを、人は判断基準にしているので、その気になってしまうという結論に行き着きます。
だから、
あなたの目(鏡)に映る人の後ろに見える人たちが何人成功しているか?
そこを見るのではなくて、何人が「続いているのか?」を見れば、5%しかないことに気づけるはずです。
Experience is not what happens to you. It is what you do with what happens to you.
経験とは、あなたに起こったことではありません。
起こったことに対して、あなたがしたことです。
by Aldous Leonard Huxley
山本真弓
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