頼られようと努力するから成功しないのです
- 山本真弓
- 2024年3月13日
- 読了時間: 2分
「強くなる」とは、頼るところを増やすことです。
一人で何でもできることを「自立」だと勘違いしている人は特に、強くなる意味を間違えていることが多いです。
なぜなら、依存先を増やすことが正しい自立だからです。
もうひとつ、人の上に立つことを成功だと思ってる人も、強さの意味を間違えていることがすごく多い。
人の上に立つ人の周囲は、迎合や忖度が必ず蔓延します。
ヒトラーじゃあるまいし、そんな城は長くもちません。
だけど、人の中心にいるリーダーは成功しています。
円の中心は動く力が一番強いので、動く人に人はいいふうに影響されるからです。
上に立って口だけで人を動かせるのは、天皇?ローマ法王?僧侶?
あんた誰?っていう話です。

手伝います!って言われるリーダーは、頼れる存在じゃなくて、頼る人がいる存在だから強いのです。
強くなるために、人に頼られようと努力するから成功しないのです。
稼ぎたい人も往々にして人に頼ろうとしないので、稼げても大きくなりません。
稼ぎたいのは自分なので、必ず行き止まるからです。
稼がせたいんじゃないから。
大きくなりたい人は鼻から人を頼るので、大きくなって当たり前なのです。
強くなることはないです。弱い自分に苦しむことが大事なことなんです。人間はもともと弱い生き物なんです。それなのに心の苦しみから逃れようとして強くなろうとする。強くなるということは痛みに鈍くなるということなんです。自分の痛みに鈍感になると人の痛みにも鈍感になる。自分が強いと錯覚した人間は他人を攻撃する。痛みに鈍感になり優しさを失う。いいんですよ、弱いまんまで。自分の弱さと向き合い、それを大事になさい。人間は弱いままでいいんです。いつまでも弱いまま手を取り合い、生きていく社会こそが素晴らしい。<いかりや長介>
いかりや長介さんのこの言葉はとても有名で、いろんなところでシェアされているけど、見ても行動に移せない人のほうが多いです。
なぜなら、見聞きしたことは、咀嚼して、自分の腑に落とさないと、わかっててもできないからです。
だから、弱いままでいいんですという言葉をそのまま鵜呑みにするんじゃなくて、弱いまま強くなるにはどうしたらいいんだろうと疑問を持たなければ、「強さ」の本当の意味は探せないのです。
探そうとしないから・・・。
山本真弓