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真実を知ることより自分の信じたいことを探すなら、YESが出るまで引き続けるタロットをしてるんだよ。

【逆転思考】人生を逆転させる「二律背反」


キアヌ・リーブス 映画 ジョン・ウィック第2章 プライド 劣等感 シネマティック ドラマのような生き方

※画像:キアヌ・リーブス「ジョン・ウィック第2章」/ライセンス:DMCA/出典:Wallpaperbetter





私は、キアヌ・リーブスの「ジョン・ウィック チャプタ2/2017」の【二律背反】と葛藤し越える描写が好きです。








二律背反は哲学用語でパラドックスとも言われ、2つが互いに矛盾してる状態をいいます。



たとえば、「貼り紙禁止の紙が貼られた壁」



これは、自分がやってることを誰かにやるなと言っているので、矛盾してますね。



この矛盾した状態が「二律背反」です。



私が二律背反をテーマにした作品を個人で創るようになったは2014年から。



昨年もこんな二律背反をつくりました。





で、この二律背反をやるのが、問題解決を教える人たちです。



動画にあるように、嘘つきな人が「私は嘘つきです」と言っても嘘ですよね。



白い画用紙に白い絵は書けないし、白い画用紙なら色のついた絵にしなければならない。



白い絵ならば、色画用紙に変えなければならない。



でも、もし、「私は嘘つき」が本当なら、「私は嘘を言いません」と言えば、矛盾していないことになりますね。



で、ここまでが「二律背反」のウォーミングアップです。



なんとなくわかる程度で大丈夫です。



 


次に実際、問題解決の実践になります。



ビジネスに例えて、例えば料理教室をするとします。



月に生徒を10人しか見れません。

1人1万円だから儲かりません。

でも100万円売りたいです。



言葉にしたら無理だとわかるのですが、成功系の先生に習っている人は、この矛盾に気づく人は少ないです。



なぜならうまくいくやり方を習うからです。



SNSで集める方法とか、売り方とか、もちろんノウハウは必要です。



だけど、矛盾したままじゃ、どんな素晴らしいノウハウも結果を出せないのは子供でもわかると思います。



私が上記、動画の中で言ってるのは、失業者が増えると生産性が上がって、失業者が減ると生産性が下がる。



ということです。



リーダーが求めるのは「仕事を減らせるプロ」なので、この矛盾は起きて当然ですね。



痩せたいけど食べたい。


お金は欲しいけど働きたくない。



というのは典型例ですが、こういう二律背反を自分で作り出していることに問題があるんです。



・天と地

・光と闇

・大きい小さい

・黒い白い

・長い短い

・強い弱い

・朝と夜

・明るい暗い

・冷たい熱い



こうして世界は二極性から成り立っていて、これらは同時に存在できません。



ですが、私たちはいつも「もうひとつの世界」が同時に存在しています。



「もうひとつの世界」とは、あの時、別の選択をしていたら、今、あなたはこの世界(業界・環境)にいないということです。



結婚している人なら、結婚していない世界があるし、今の仕事じゃない違う仕事をしている世界(平行世界)が確かに同時進行してあるのです。



だけど、私たちは選ばなかった世界を見ることはできません。


ということを「ジョン・ウィック」は作品で描いてるわけです。



しかしそれを両立させようと、原理原則に合わない無理をするのは、自分はそのままで、ほしい結果だけ求めてしまうからですね。



うまくいかない人のほとんどは、相手より自分のご利益を見ています。



仏教用語でこの状態を、「自利」といいます。



正真正銘のコンサルの人たちは、その無理なビジネスを逆転させる方法を教えています。



私が教わったのが、今の状態を羅列して書いていく手法です。



・客数→少ない

・単価→高い

・利益率→小さい

・品数→多い

・集客→してない



例えばこんな感じで、項目ごとに羅列していきます。



そしてそれらを全てひっくり返す。



やって見ると「いやいや、それは無理!」という結果になると思います。



でも、それが正解なんです。



だって頑張ってもうまくいかないことを、もっと頑張ったらもっと悪くなるので、「やめる」という決断を自分に納得させられますよね。



JALしかり、夕張市の借金地獄しかり。




だから正反対のことをやるんです。


成功している同業を研究すると、そうなってると思いますよ。



私の場合、


営業したくないし、頭を下げたくない。


人に会わずに仕事をしたいし、ルーチンワークをしたくない。



醜いエゴを好き勝手に書き出しました。



そして書き出したことを「やらない」と決めたんです。



そしたら思いもよらない業態で新事業をすることになりました。



ライター業という「業種」じたい、業態化しない限り売れないですからね。



今、私は、たくさんより丁寧さを求める世界にいきました。



今の業態を思いついたのは、やりたくないことリストに従ったからであって、じゃなきゃ思いついてません。



これも二律背反の考え方と同じなんです。



世界は二極性でできていて、1つの条件(原理)の中で、1つの行動(自分が決めた原則)をしています。



うまくいかないならば、原理か行動を変えるかしかありません。



うまくいかない方法をやめなければ、うまくいく方法をやっても結果はでません。



ブレーキを踏みながらアクセルを同時に踏んでいる状態に気づけない人は本当に多いんです。



1対1でやっているなら1対多にする


席数が少ないなら多くする


単価が安いなら高くする


利益を上げたいなら需要が高い市場で競合不在になる



そうした反対側を考えて、実践できない状態を自ら作り出しているのもまた自分なんですね。




私の邪悪な考えに、「一生遊んで暮らしたい」というのがありますが、それを純粋にしてくれたのが、「遊ぶように生きる」という逆転思考でした。



私がそう生きることで誰の役に立つのか?を考えればすぐに仕事になりました。



本来「思考法」は、まず最初に自分の思考をすべて放棄することからスタートします。



なぜなら、思考法は「原理原則」に基づいて考え、望みに対して矛盾を起こしている二律背反(やりたくないこと)をやっていくことだからです。



でも、そのことを知らないまま、自分の考えでやるから行き止まるんですね。



たとえば、相談できる人は探せばいるとしても、相談したいと思える人がいないのが本音だと思います。



これだけ情報が氾濫していたらそうなりますよね。



当然、自己流でやってしまうので、結果がともなわない。



教えてもらえばいいことを我流でやってしまう。


これも二律背反に陥っています。



相談したいと思える人がいない自分は、相談することで「どうなる自分を見たくないのか?」



見たくない自分を見るのが恐いから、「相談できない自分」にしてしまっていることに気づいていない人もとても多いです。



仮に「ダメだしされる自分を見たくない」から相談できないなら、自分が相談したいと思える人は、自分を見下さない人だと思います。




そもそも、自分を無知だと思ってる自分が、他人にバカにされたくないと思ってるなら、もうその時点で二律背反に陥っています。



プライドの高さと劣等感の強さはいつも比例するので、両者も常に二律背反(矛盾)の関係が成立します。



二律背反を解決しないのは、自ら停滞を選んでいるということです。


その状態を「悩み」といいます。



だから、「どうしたいか?」をハッキリさせたら二律背反は解決しますね。



自分の今までの行動をやめずにうまくいくようにしたいと思うなら、無理ゲーだとわかるはずです。



やることが成果を出すのは、今までの習慣をやめた後の話です。



結局、プライドを捨てることができるか?


このひとつに集約されますね。



山本真弓

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