【情弱】情報を活かす人と溺れる人の違い
※画像:バンクシー/ライセンス:DMCA/出典:Wallpaperbetter
カードリーディングが好きという人は多いと思います。
それを趣味じゃなくて仕事にする場合、取説を読まなくても読解できる力が必要なのですが、取説を棒読みするだけで料金をもらっている人がいました。
ある日、私が引いたカードを解説しようとしたその人は、カードに付属されている取説を読み始めのです。
私はそれでいくら取っているのか、料金を聞いてみました。
1回1時間1万円カウンセリング込。
取説付のカードは、通販なら3000円程度で買えます。
取説を棒読みすることをカウンセリングと言うなら、価値を提供しているんじゃなくて、情弱から金を奪っていることになります。
対象がカード好きなら、それをどこで買ったのか教えてあげるだけいいわけです。
漢字とひらがながわかる相手なら、自分で引いたカードの取説は読めるはずです。
こうして相手にできることを取り上げる行為を「依存」というのですが、依存は相手が逃げないように縛る効力があります。
私が引いたカードを棒読みした取説には「地に足をつける」とあったので、「地に足をつけるってどういうこと?」と、さらに聞いてみました。
自分と繋がることだと。
自分と繋がるとはどういうことかを聞いたら、外側の世界に流されないことだと。
抽象的な答えしか返ってこなかったので、「じゃ、カードとか取説は外側じゃないの?」と言ったら、その人は黙ってしまいました。
引いたカードの取説が、地に足をつけなさいと書いてあるから地に足をつけることは間違いではないのでしょうが、問題なのは、「なぜそれが必要なのか?」は、個人によって背景が違うのです。
当然、相手の「地に足をつける理由」までカードには書いていないわけです。
それを読解するのがリーディングのプロです。
取説やカンペを棒読みするのは、「付け焼き刃の知識は砂上の楼閣」です。
「知ったかぶり」ということです。
こうして、思考(棒読み)と行動(知ったかぶり)が違うことを「二律背反」といいます。
知ったかぶりは、情報に溺れているということです。
理解している人は知ってることを言いません。
理解している人は具体的な動作を言います。
どんな人にせよ、「いつ、どんな時に、どうするか?」を聞きたいのであって、解説を聞きたいわけじゃないのです。
理解できていないから、知ってることしか言えないんですね。
よく、「知ってるからって分かった気になるな」って言いますよね。
それを防ぐためには、上っ面だけではない基礎知識を習わないといけません。
そして、場数をこなして、いろんなケースを実体験しなければなりません。
つまり、時間と数が必要なんですね。
基礎知識は難しいことを覚えることじゃないけど、ただ問題は、どうやって基礎知識を身につけるか?です。
私はどんな基礎も覚える時は、はじめは15分でわかるものがいいので、子供向きの本を読んでいます。
情報に溺れる人の共通した特徴として、「読まない」というのがあります。
子ども向けの本は、平易な文章で書かれているだけでなく、そもそもの前提として興味がない人にも興味を持ってもらう体裁でつくられているので読みやすいです。
特に流行り廃りの本より、図書館に昔からある本で事足りる理由は、歴史は時代が変わっても変わらないからです。
政治・経済・工学・商業・通信・プログラミング・哲学・心理学・環境と、あらゆる本が子供向けにもあります。
日本にそれを伝えた国
日本でそれが早くから盛んになった都市
日本が初めて○○した年
歴史に残る名○○
日本が活躍した○○
有名な○○、利用者数、報酬など、それに関わる人なら知っていて当然であろう基礎知識がオール15分でわかるものばかりですが、「読まない人」はこういった基礎がわかる本を探そうとしません。
ちなみに「地に足をつける」とは、5W1H(2H)がカンペ無しで【具体的に】言えることですが、そんなことより、こういう人に出会わないに越したことはありませんね。
結果を棒読みするだけで、知ったかぶりのカウンセリングという付加価値が付いて1万円はボッタクリ。
定期イベント・トークライブ【第二話】
「宗教やスピを活かす人と溺れる人」
悪意がないから余計にタチが悪い人を事前に見抜くあるコトとは?
※場所:近江八幡市 観音正寺
※来場型:開始5分前に本堂へお越しください。
※オンライン型:Facebookグループによる録画配信
(生配信は録画に変更されました)
詳細は、特設サイトまで >
山本真弓
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