【依存】3回同じ問題を繰り返すのは出口戦略がないから
やっぱり人ってなかなか変われなくて、繰り返しちゃうんですよね。
繰り返すとどんどん過度に酷くなっていくので。
みんなそれぞれ付き合っている人とルールがあると思うんですけど、そのルールを破った時は終わりにしようっていうことがなければ、どんどんいい加減になっちゃうんですよ。
GACKT「トークィーンズ」より
同じ問題を繰り返す時、今が未来の目的になっていませんか?
自分が相手を変えようとすれば「相手のせいで」うまくいかないことが起こります。
相手があなたを変えようとすれば「あなたのせいで」うまくいかないことが起こります。
互いが相手を変えようとすれば、足の引っ張り合いが起こります。
それは人だけじゃなくて、商品も、仕事も、自分以外の全部。
それって、うまくいかないことでほしいものがあるんですよ。
不良品ばかり当たるとか、故障ばかりするとか、損ばかりするとか。
自分の正義を証明することが人生の目的なっていたら、当然、自分が勝つことが起こるわけです。
自分以外の正義を認めたら自分は負けだと信じ込んでいれば、正義を勝ち取る結果になるための問題が起こるということです。
結局、人生の目的が信頼じゃなくて「主導権争いで勝つこと」になっているのです。
それもこれも、うまくいくためという目的が、勝つためにすり替わっていることに気づけないからです。
勝つことがうまくいくことだと信じ込んでるなら、当然、勝つか物別れの結果になります。
つまり、自分のうまくいく定義を、主導権争いから「信頼」に書き換えない限り、同じ問題を繰り返すということになります。
そうじゃないから、ほしいものは「勝ち」で、失うものは「信頼」になってしまうんですね。
でも、本心は違うよ。
自分は相手に何を求めていますか?
心理的距離において、自分も含めた「半径3m以内にいる周囲」を尊重することがうまくいくことにつながっていきます。
原因は過去からつながっているので、一見関係のないことに見えても、すべて自分が求めているものが手に入るような出来事が起こります。
同情を求めるなら悲劇が起こる、それと同じことです。
特に倫理観が欠如した人は誰もうまくいかないので、離れない自分が損をします。
でも、そんなことは付き合ってみないとわかりません。
先入観は、自分の理想を相手に押し付ける結果にしかならないから。
だから、「自分は相手から何がほしいのか」をハッキリさせるためにも、うまくいかないことが3回続くなら、一旦、離れたほうがいいのです。
人生の目的が「勝つこと」なら、負ける恐怖がずっとつきまといます。
当然、恐いからやられる前にやってしまうことが起こり得ます。
それを続けるから、うまくいかない人生になるのです。
誰も攻撃してくる人を愛そうとは思いませんからね。
戦国時代じゃあるまいし、家康じゃあるまいし、平和を求めながら勝つことを選んでも平和にはなりません。
逆に、刺される恐さで安心して眠れなくなります。
距離を置くことがなぜいいのか?
離れてみて、自分のいないところで相手が幸せになることを許せないなら、また、相手に負い目があるなら、自分が相手に依存していたことになります。
自分が依存しているかどうかは、そこに居続けるうちは見えにくいものです。
それ以外で生きていけないものを「依存」というので、自分の本当に好きなことや、当たり前にできることを見失っているから、依存してしまうのです。
もし、本当の幸せのために、健全な自立(相互依存)を求めるなら、価値観に合う依存先をたくさんもつことです。
その依存先で、自分の本当に好きなことや、当たり前にできることで喜んでもらえる体験をすることが、健全な自立なんですよ。
それができたら「君が必要なんだ」と言われる人になります。
本当に好きなことと、当たり前にできることは、愛されることに努力も忍耐もいらないということを言っているのです。
また、この時は終わるという「出口戦略」のない人は、ゴールのないマラソンを続けるので、共倒れや自滅をしていきます。
健全な自立ができて、かつ、出口戦略をハッキリさせてから信頼を作ろう。
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山本真弓
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